トロンボーンのCD 題字
JOSEPH ALESSI
スライド エリア全編歌心にあふれた聴きやすい曲で構成されている。一曲も現代音楽的な曲がないのは私的に非常に好感が持てる構成と言える。
 アレッシ自身,現代音楽的なソロ曲は避けている風に感じる。
最後にはエルカー編曲のジャズが収録されているが,この傾向はこの後のアルバムにも踏襲されていくことになる。
 この当時は,バックの42,6,ヤマハのB♭アタッチメント付きのアルト・トロンボーンを使用している。
スライド エリア(SIDE AREA)

ラウニー・グレンダール
  トロンボーンとピアノための協奏曲
ヨセフ・ジョンゲン
  アリアとポロネーゼ

ラフマニノフ (ビクター・ヴェングロフスキー編曲)
  エレジー ホ短調 作品3の1

アレッサンドロ・ベゾッティ
  ソナタ ハ長調
サン・サーンス
  白鳥(組曲「動物の謝肉祭」より)
デュファイ
  トロンボーンとピアノのための二つの舞曲
ロバート・エルカー編
  トーナル リコール

PIANO:ジョナサン・フェルドマン

DCD130
ヨセフ・アレッシ ニューヨーク伝説カーラ・レーベルが発売するニューヨーク・フィルハーモニックの首席奏者達をフィーチャーしたソロ・アルバム・シリーズの1枚。既に販売されているソロ・アルバムとは重複していない。
バーンスタインのミッピーは今まで聞いた中では一番イケてるのではないかと思っている。
なお,テューバの首席ウォーレン・デックのソロも1曲含まれる。最後に収録された「5本のトロンボーンのためのJJジョンソンへのトリビュ−ト」は,以前開催されたトロンボーン・サミットで最後に5人で演奏した作品である。
ヨセフ・アレッシ
ニューヨーク伝説(ニューヨークフィルハーモニックの首席奏者とのリサイタル シリーズ)

バーンスタイン
  エレジー フォー ミッピーU
ペーズリー
  
トロンボーンとピアノのための アロー オブ タイム
ラッシュ
  トロンボーンとピアノとパーカッションのための反乱
エヴァーツェン
  トロンボーンとピアノのためのソナタ
マスネ
  タイスの瞑想曲(トロンボーンとハープのための)
ロパルツ?
  トロンボーンとピアノのための演奏会用小品
バーンスタイン
  エレジー フォー ミッピーV(テューバとピアノのための)
エルカー編曲
  
5本のトロンボーンのためのJJジョンソンへのトリビュ−ト

TUBA:ウォーレン・デック
PIANO:バージニア・ペリー・ラン
ジョナサン・フェルドマン,ジョン・マックニーリー
HARP:バーバラ・アレン
PERCUSSION:クリストファー・ラン
BASS:ドリュー・グレッス
CONGAS:ジム・サポリート
DRUMS:ジョン・ライリー
TROMBONE:ジム・ポー,エド・ノイマイスター,デイブ・テイラー,キース・オークイン

CACD0508   
クリストファー・ローズ トロンボーン協奏曲 アレッシが初演&初レコーディングとなる現代作曲家ローズの新作。この曲はニューヨーク・フィルハーモニックの創立150周年を記念して委嘱されたもの。
 曲は他の現代作曲家にありがちな意味ありげな題名は付けず,「トロンボーン協奏曲」とだけ。また,各楽章も,ただ単に「1楽章,2楽章,3楽章」としており,純音楽として書かれたことを思わせる。
 全ての楽章は連続して演奏される。
 1楽章は深い地の底からのような伴奏を伴って不安げな弱音から始まり,次第にトロンボーンが姿を現す。最高潮に達したところでまた消長し始め,ソロを数小節吹いた後また低音菅打楽器の待つ地の底へ向かう。第2楽章に移り激しいやりとりが始まる。
 2楽章はffでのやりとりが続き,急にトロンボーンだけになって3楽章へはいる。バーンスタインのカディッシュに帰結する盛り上がりを見せた後,また1楽章冒頭の雰囲気へ回帰して曲は終わる。
 楽しい曲ではないが,なかなか考えられた曲。
クリストファー・ローズ 作品集

  トロンボーン協奏曲 (1993年ピュリッツァー賞受賞作品)

  ゴルゴン

  イスカリオット?

Cond.マリアン・アルソウプ
コロラド交響楽団

RCA
09026-68410-2
ファンダンゴ Trb.アレッシ Trp.スミス R=ケンドール指揮 ニューメキシコ大学ウィンド・シンフォニー ついにアレッシがブルジョワの協奏曲を録音。
 これでこの協奏曲の録音はリンドベルイ盤3種,モージェ盤に続く5枚目ということになった。しかもオリジナルの吹奏楽編成で。
 演奏は言わずもがな。アレッシ独特の太く柔らかい音と的確な解釈そして素晴らしいテクニックで魅了する。
 この演奏のお手本として是非持っていて欲しい1枚。
 なお,このCDにはニューヨーク・フィルハーモニックのトランペット首席奏者であるフィリップ・スミスの演奏も収録されている。二人の共演アルバムと言うことで,実はここに出ているアレッシ表紙のCDとスミス表紙のCDの2種類が存在するのだ。
 スミス・ファンも同程度購入することになるだろうが,この盤がきっかけでブルジョワの協奏曲のすばらしさが一人でも多くの人に知られてもらいたいものだ。
ファンダンゴ

ゴールドスタイン (Trb.ヨセフ・アレッシ)
  会話
トゥリン
  クロニクルズ  (Trp.フィリップ・スミス)
    プロローグ
    哀歌
    エピローグ
ブルジョワ
  トロンボーン協奏曲
グライク      (Trp.フィリップ・スミス)
  イヴソング
トゥリン
  ファンダンゴ (Trp.スミス Trb.アレッシ)

指揮:エリック・ロンバッハ・ケンドール
演奏:ニューメキシコ大学ウィンド・シンフォニー

SUMMIT DCD 271

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