トロンボーンのCD 題字
DANIEL SPEER TROMBONE CONSORT
コンサートで DHM5003.3 実質的なデビューアルバムであるが,既に完成の域に達しているアンサンブルを聴かせる。流石にデビューアルバムなだけ有って何でも詰め込んでいるが彼らが一つのジャンルではなく演奏するぞと言う意気込みが解って今後を期待させたアルバムであった。こういうコンサートは疲れそうだな〜(^^;;。 コンサートで (”in concert”)

ボザ
  トロンボーン四重奏のための3つの小品

シュペール
  ソナタ ハ長調
クランドニトスキー
  4本のトロンボーンとソプラノのためのディプティッシュ
ペダーソン
  スペインの水車小屋
作曲者不詳(ハンス・モーレン編曲)
  16世紀のイタリア舞曲
ヴァン・デル・ロースト
  化学組曲
    1.青酸カリ    2.グリセリン    3.クロロホルム   4.エタノール
ラヴェル(ジェラルド・デ・クロム編曲)
  亡き王女のためのパヴァーヌ
ジョン・レノン&ポール・マカートニー(インゴ・ルイス編曲)
  ヘイ・ジュード

DHM 5003.3
5人のためについに彼らの本領が発揮されてきたと見るべきなのだろうか,サンサーンスの「白鳥」だけでなく「動物の謝肉祭」をトロンボーン四重奏とピアノで吹き通している。
興味津々で聴いたが,ミュートを効果的に使い,ピアノと上手に受け渡した編曲センスの良さが光る。
 大きな作品を四重奏とその他の楽器で演奏するように編曲するスタイルは次のアルバムにも受け継がれた。
5人のために(fur five)

サン・サーンス(ジェラルド・デ・クロム編曲)
  動物の謝肉祭〈動物園の大幻想曲〉
  1.序奏と堂々たるライオンの行進曲
  2.雌鶏と雄鶏
  3.騾馬
  4.亀
  5.象
  6.カンガルー
  7.水族館
  8.耳の長い紳士
  9.森の奥の郭公
 10.大きな鳥籠
 11.ピアニスト
 12.化石
 13.白鳥
 14.終曲
ガーシュイン(ジェラルド・デ・クロム編曲)
 ラプソディー・イン・ブルー
ジェラルド・デ・クロム
 5人のために(fur five)

piano:マーチン・マス

TMD
TMD931101
インプレッション(印象) CD KK 9618ブートリーやトマジは録音が少ないので貴重であるが,なんと言っても今回の目玉はCDのタイトルにもなっている「カルメンの印象」である。前回もやってくれたが,今回はメゾ・ソプラノと打楽器をフィーチャーしての録音で編曲はメンバーである。しかしいつ聴いても巧い編曲だ演奏テクニックも破錠がなく,心憎いって言うんだろうか,素晴らしい。 インプレッションズ(印象)

ブートリー
  四重奏のための5つの小品
トマジ
  生きるべきか死ぬべきか(「ハムレット」によるモノローグ)
  (バス・トロンボーン・ソロと3本のトロンボーンのための)
ジェルベース(ハンス・モーレン編曲)
  16世紀のフランス舞曲
カルレス
  ラメント
リュイス
  エースのフォア・カードのための組曲
ビゼー(ジェラルド・デ・クロム編曲)
  歌劇「カルメン」の印象

Mezzo zoprano:カルメン・オプリサヌ
Percussion:ロブ・ハーテル

CD KK 9618