今は亡きレイモンド・プレムル率いるトロンボーン四重奏団の最初で最後のアルバム。 私自身,プレムルはフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルや,トロンボーン3重奏曲「3本のトロンボーンの為の2つの小品」で,なじみの名前だったが,1998年に亡くなったと聞いたときはショックだった。 演奏は年齢を感じさせない素晴らしいバストロ,腕達者な教え子たちのおかげでアメリカン・スタイル的なものに仕上がっている。他の四重奏団のアルバムでは聴けない曲目やプレムルの自作自演が聴けるのが嬉しい。 なお,5重奏が無いにも関わらずバストロ奏者としてアンドリュー・ヒコックスがクレジットされているのは,このレコーディング最中(もしくは直後)プレムルが無くなったためで,最終曲はプレムルの死を悼んで演奏され,バストロ奏者プレムルの代わりにヒコックスがバストロ・パート演奏をしている。 |
High Anxiety Bones(リスキーなトロンボーン奏者達?) ヘンデル(エルネスト・ミラー編曲) トロンボーン四重奏のための舞踏組曲 ホルノフ 4本のトロンボーンのための組曲 セムラー−コーレライ トロンボーン四重奏のための二つの小品 プレムル ティッシントン変奏曲 作曲者不詳(エルネスト・ミラー編曲) 4つの16世紀のシャンソン デュボア マ・ボン・シェリ? 作曲者不詳 起床ラッパ ロス トロンボーン四重奏 グリーグ(エルネスト・ミラー編曲) エレジー 作品47の7 ヴァン・ホイセン(ポール・ファーガソン編曲) 恋に落ちたもののように − センチになって(アイム ゲッティング センチメンタル オーヴァー ユー) プレムル (死者を)悼んで* BassTormbone:アンドリュー・ヒコックス ハイ アンザイエティー ボーンス Albany Records TROY346 |
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