トリトン・トロンボーン四重奏団のデビューアルバム。デュカスのファンファーレで「やられた!」と思い,その後の曲も非常に聴かせる。3つのシャンソンは「フォア オブ ア カインド」と聴き比べて欲しい。アメオケ的な吹き方に比べてドイツ的と感じるのは私だけだろうか?全編楽しめる曲で嬉しい。 | トロンボーンのためのフランス音楽 デュカス(ヘルマン・ボイマー編曲) 「ペリ」のファンファーレ(歌劇「ペリ」より) デュボア トロンボーンのための四重奏曲(1962) 作者不詳(16世紀(ウルリッヒ・ディークマン編曲)) 4つのガリカエ(フランスの古曲/あるフランスの古曲/フランスの古曲/名もないフランスの古曲) プレトリウス(ヘルマン・ボイマー編) 6つのフランス舞曲(「テルプシコーレ」より) 火の踊り/クーラント,サラバンド/ブランル・ドゥーブル/クーラント/船乗りの踊り/カナリア) ドビュッシー(マイケル・レビン編曲) 3つのシャンソン (神よ!美しき人を見るは,良きかな/太鼓の音を聞くとき/冬って本当に嫌なもの) デプレ 3本のトロンボーンのための3曲(トリプティク) (フォックス/ゆるやかなヴァルス/行進曲) ボザ 3つの小品 92年 ビーレフェルト=ウメルンの福音派教会で録音 BIS-CD-604 |
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各国,各年代を自由に取り込んだコンセプトレス(?)なこのアルバムに「トリトンの旅」とはなかなか洒落たネーミングである。 今までが何かしら関連を求めていただけに「関連づけが難しい曲をここらで録音しとくか」と言うのも頷ける。こう書くと安易なアルバムづくりに聞こえてしまうが,そこはこの団体,演奏はそこらの団体にはおよびも着かない。 ブルジョアの四重奏曲は期待に違わず素晴らしいメロディーと効果的なしかし難易度の高いプロの四重奏団が演奏に歓びとやり甲斐を感じさせる素晴らしいものだ。演奏は素晴らしいがここに少し隙を感じたのは残念。 |
トリトンの旅 アイブス 行列聖歌「そこに光を」 作曲家不詳(16世紀) (ウルリッヒ・ディークマン編曲) 4つのスコットランド舞曲 フェラボスコ二世(バウマー編曲) ヘクサコードによる変奏曲 ブルジョワ トロンボーン四重奏曲 作品117 ウード 独奏バス・トロンボーンと4本のテナートロンボーンのためのサラバンド アンドレセン 三つのスウェーデンの調べ そよ風も無しに誰が出向できる? そしてすぐに花咲く季節 ? プレムル 想い出に(イン・メモリアム) ディーン 夜の旅 ウェラー ミスター・サンドマン Organ: ,インゴ・ペトリ BassTrombone:ベン・ヴァン・ディーク 1997年7月 スウェーデンのファービー教会で録音 BIS-CD-884 |
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