トロンボーンのCD 題字
RONALD BARRON
トロンボーンのフランス音楽 ロナルド・バロン ボストン・ブラス・シリーズ・レーベルの第1号。このレーベルはバロンのソロを発売するのが最初の目的だったようで,以下4枚目まで全てバロンのソロとなっている。
 発売は1998年だが,録音は1975年2月にバロンが行った自主録音である。
 そのためか音の鮮度は低く,ffなどでは直接音がそのまま入っているため。聴くと少し苦しい感じがしてしまう。テクニックそのものは素晴らしいので録音の悪さが残念だ。
トロンボーンのためのフランス音楽

ギルマン
  交響的小品(1902)
サン・サーンス
  カヴァティーネ 作品144 (1915)
サルツェド?
  協奏的小品 作品27 (1910)
ロパルツ
  変ホ短調の小品 (1907)
ブートリー
  カプリッチョ (1957)
ベルグマン
  ?
デュファイ
  二つの舞曲

piano:フレッド・ワンガー

録音:1975年2月ボストン音楽院音楽堂

BostonBrassSeries
BB-1001CD
トロンボーンのヒンデミット バロン BB1002CD 大作曲の作曲したトロンボーン音楽の中では有名なものの一つ。
 しかしそれだけでは終わらないのがバロン。
 チェロやファゴットやヴィオラやアルトホルンなど音域が合うものへ作曲したものを編曲して演奏している。
 ヒンデミットの室内楽は好きな人は好きなんだろうけど,参考に聴いてみて欲しい。
 もちろん演奏は素晴らしい。
トロンボーンのヒンデミット

トロンボーンとピアノのためのソナタ

3つの易しい小品(チェロとピアノのための)

トルステン・エドヴァー編曲
朝の音楽(「プレーン音楽祭」より)

バスーンとチェロのための小品

葬送音楽(ヴィオラと弦楽オーケストラの朝の音楽)

6つのシャンソン

アルトホルンとピアノのためのソナタ

BOSTON BRASS SIRIES BB-1002CD
オール アメリカン トロンボーン BB1003題名どおりすべてアメリカの作曲家の作品である。
「これぞアメリカ」と言うアメリカを日本人が想像したときの音楽が繰り広げられる。
「トロンボーンのための会談」はいい。こんな風に聞いて楽しい曲がもっと増えて欲しい物だ。
ミッピーは少し優等生的な演奏。
プライヤーの作品群はおなじみだが,ブラスクインテットと協演。
 単なるピアノ伴奏のソロアルバムにしたくなかったのだろう。協演陣を吹奏楽団,ピアノ,ブラスクインテットとし多彩さを出している。
オール・アメリカントロンボーン

ウィリアム・ゴールドスタイン
  トロンボーンのための会談
アレック・ワイルダー
  トロンボーンのためのソナタ

バーンスタイン
  エレジー フォー ミッピーU
ジェームス・ワイリー
  トロンボーンとピアノのための3つの小品
ハーバート・クラーク
  波の架け橋
アーサー・プライヤー
  愛の予感
アーサー・プライヤー
  アニー・ローリー

Piano:フレデリック・ワーグナー
アトランティック・ブラス・クインテット
ハーバード大学吹奏楽団

BOSTON BRASS SERIES BB1003
イン ザ ファミリー BB1004この絵のようにバロンがいつも一緒に演奏しているメンバーとのデュオアルバムになっている。フルート,バストロ,ハープ,コントラバスとのデュオ曲は多分珍しいのではなだろうか。しかし,世界初録音が2曲だけという事は他に録音が存在すると言うことだからその録音も聴いてみたい。
 個人的には資料的な価値は有るが,特に聴こうというアルバムではない。
イン・ザ・ファミリー

シャピーロ
  イン・ザ・ファミリー
ショスタコービチ(ダグラス・ヨー編曲)
  8つの前奏曲 作品34
カンポ
  コメディー 作品42
ヴォーン・ウィリアムス(トロンボーン用への編曲 バロン)
  イギリス民謡による6つの練習曲
スモール
  カンバーセイション
ケラウェイ
  エスキュー

Fute:マリアヌ・ゲディギアン(ボストンポップス首席)
Basstrombone:ダグラス・ヨー(ボストン交響楽団首席バストロンボーン奏者)
Percussion:トーマス・ゴーガー(オクラホマ市交響楽団首席打楽器奏者)
Harp:アン・ホブソン・ピラット(ボストン交響楽団首席ハープ奏者)
Bass:エドウィン・ベーカー(ボストン交響楽団首席コントラバス奏者)

BOSTON BRASS SERIES BB1004  
トロンボーンのためのフランス音楽 II 何故に「トロンボーンのためのフランス音楽 II」なのか考えてみたが,ボストンは旧フランス領なので,フランスにはゆかりが深いのだということに気がついた。
 好調な売れ行きを示している第1段に続く第2段は,スタンダードとも言えるラインナップでそろえてきた。
 トマジ,ルーセル,デュティユー,カステレーデ,マルタン,ボザどれももうお馴染みの曲である。
 最後に入っているガベのスペシャルは
 アレッシの「世紀末を越えて」にも収録されているガベのスペシャルが入っているのだが,「ニューヨーク・フィル首席アレッシとその仲間や弟子」対「ボストン響首席バロンの仲間とその弟子」対決が聴けて面白い。
 勝ち負けはともかく,それぞれの演奏者の特徴がはっきりして非常に興味深く聴けた。
 このCDでは楽器がエドワーズに変わっているが,バロンの演奏は変わらない。

トロンボーンのためのフランス音楽 II

ボド
  小組曲
トマジ
  協奏曲
ルーセル
  協奏曲的小品
デュティユー
  コラール,カデンツァとフーガ
カステレ−デ
  ソナチネ
    アレグロ ヴィーヴォ
    アンダンテ ソステヌート
    アレグロ
マルタン
  バラード
ボザ
  バラード
ガベ(ポール・ハント編曲)
  スペシャル

piano:フレッド・ワンガー
TenorTrombone
ジェイムス・ノヴァ,ハンス・ボーン,ナタニース・ディッキー,ロバート・カウンツル,グレゴリー・スピリドポウルス,ブレイン・ディール
BassTrombone
ガブリエル・ラングファー,ダグラス・ヨー

録音:2001年1月ボストン・シンフォニー・ホール
BOSTON BRASS SERIES BB1001CD
アメリカン・ショーケース ロナルド・バロン アメリカのトロンボーン音楽特集第2段はもうすでにスタンダードとも呼べる曲で構成してきた。
 バロンをソロに,バスをヨーが締めているトロンボーン五重奏が聴けるのもお買い得感が強い。
 エヴァーツェンのソナタはやはり名曲と言えよう。
 ティチェーリの協奏曲はたぶん初CD化だが,佳曲と行ったところか。
 少し残念なのは,録音が直接的すぎるところだろう。
 もしかすると,バロンの好みなのかもしれない。
アメリカン・ショーケース

ティチェーリ
  トロンボーンとバンドのための協奏曲
ラモンタイン
  談話 作品42c
    遭遇
    論争
    恋情
    言葉遊び
クレストン
  幻想 作品42
ジョージ
  アリアと踊り
    アリア
    踊り
エヴァーツェン
  トロンボーンとピアノのためのソナタ
    アレグロ・マエストーソ
    アダージョ
    アレグロ・ジオコーソ
ドーシー
  トロンボノロジー

Piano:フレデリック・ワンガー
指揮:トーマス・エヴェレット
吹奏楽:ハーバード大学吹奏楽団
TenorTrombone:ジェイムス・ノヴァ,ナタニース・ディッキー,
グレゴリー・スピリドポウルス
BassTrombone:ダグラス・ヨー

BOSTON BRASS SERIES BB1006