トロンボーンのCD 題字
CRISTIAN LINDBERG
ロマンティック トロンボーン その名の通りトロンボーンのために書かれた「ロマンティック」な作品を集めている。どの作品もトロンボーンの持つ唄の能力を存分に引き出してくれる名曲揃い。
 北欧の名品をそろえるあたりさすがリンドベルイと言ったところ。
ロマンティック トロンボーン

ロパルツ
  変ホ短調の小品
サン・サーンス
  カヴァティーネ 作品144
ゴーベール
  交響的小品
ジョンゲン
  アリアとポロネーズ
ストヨフスキー
  ファンタジー
アルヴェーン(リンドベルイ編曲)
  羊飼いの少女の踊り
ウェーバー
  ロマンス

Piano:ローランド・ペンティネン

BIS-CD-298   
ザ・ブルレスケ トロンボーン"Burlesque"とは芸術作品を茶化したもの。
戯化した物と言う意味がある。
まじめな作品を「トロンボーンでこんなにしちゃったよー。」というか事だが,全然そんなことはなく素晴らしい。
バスタを生で演奏してくれるのは彼だけ。
年齢的には厳しいところにさしかかった彼だから来日公演は是非聴いておこう
ザ・ブルレスケ トロンボーン

ラーベ
  ソロ・トロンボーンの為のバスタ
セロツキ
  ソナチナ
バーンスタイン
  エレジー フォー ミッピーU
デュファイ
  2つの舞曲
カステレーデ
  トロンボーンとピアノのためのソナタ

Piano:ローランド・ペンティネン

BIS-CD-318
ザ・クリミナル・トロンボーン(トロンボーンの犯罪)"Criminal"とは,「犯罪の」という意味である。
今度は「盗作」と来たもんだ。
彼一流の超絶技巧編曲が聴き物である。
ジャケット表紙がギャング風で捕まる瞬間だが,内部もふるっている。表紙には被告リンドベルイ,共犯者ペンティネン。中の画像ではリンドベルイペンティネンが犯罪者風にデータと写真を載せている。
ジャケットの一番後ろには社長のバールがギャング風でWANTED。
ザ・クリミナル・トロンボーン(トロンボーンの犯罪)
盗作(STOLEN WORKS)
ロッシーニ(リンドベルイ/ペンティネン編曲)
  歌劇「セビリアの理髪師」序曲
シューマン(リンドベルイ編曲)
  ロマンスOp.94No.1
  ロマンスOp.94No.2
モーツァルト
  キラキラ星変奏曲
ジャゾット
  ザ・”アルビノーニ”アダージョ
シューベルト(リンドベルイ編曲)
  ザ・”アルペジオーネ”ソナタ,1楽章
バッハ
  管弦楽組曲第2番ロ短調から バディヌリ
  管弦楽組曲第3番ニ長調から エア「G線上のアリア」

Piano:ローランド・ペンティネン

BIS-CD-328   
冬のトロンボーン THE WINTER TOROMBONE何を隠そう最初に買ったトロンボーン関係のCDがこれである。
 オーケストラの先輩が,ビバルディーの冬をトロンボーンで吹いてる凄いCDがあると聞いて早速購入した物だ。大馬鹿者である。ほぼ完璧だった。
通常のアルトトロンボーンでは出来ないはずのトリルが有り,疑問に思っていたところ,後に本人が使用しているCONNのトロンボーンのカタログで判明した。彼はアルトでのトリルや演奏能力の向上のためにB♭管を付けていたのだ。
冬のトロンボーン

ビバルディ
  「四季」より「冬」
ミヨー
  トロンボーンと弦楽のための冬の協奏曲
ラルソン
  トロンボーンと弦楽のための協奏曲 作品45の7
テレマン
  協奏曲ハ短調
ペンティネン
  青い冬

cond.オッコ・カム
orch.ニュー・ストックホルム室内管弦楽団

BIS-CD-348
ロマンティック・トロンボーン・コンチェルト リンドベルイ ドイツの名門バンベルク交響楽団をバックにタイトルどおりの素晴らしい協奏曲を吹き倒す。
 そんな1枚。
録音もスカッとしていて本当に素晴らしい1枚。
 ダビットとギルマンの協奏曲ではリンドベルイのオーケストレイション&オリジナル・カデンツァが色を添える。
 ロマンティック・トロンボーン協奏曲集

ダヴィット(オーケストラ編曲&カデンツァ:リンドベルイ)
  トロンボーン協奏曲 作品4 
ギルマン(オーケストラ編曲&カデンツァ:リンドベルイ)
  交響的小品 作品88
グレンダール
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲
フルメリー
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲 作品81

cond.レイフ・セーゲルスタム
Orch.バンベルク交響楽団

BIS-CD-378
The Russian Trombone ロシアのトロンボーンロシアの作曲家の作品を集めてあるが,やはりただでは終わらない。
プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」はちょっとやりすぎ(^^;;)ジャック・モージェの上品さが欲しいですなー。自分の技量にあった編曲をするので,他の人では難しいと思わせる編曲である。。
 金管五重奏曲で有名なエヴァルドの作品は期待に違わず美しい。
ザ・ロシアン・トロンボーン(ロシアのトロンボーン)
ゲディッケ
  即興曲
チャイコフスキー(リンドベルイ編曲)
  歌劇「スペードの女王」組曲より
オクネフ
  アダージョとスケルツォ
エヴァルド
  メロディー
デニソフ
  コラール変奏曲
プロコフィエフ
  バレエ音楽「ロメオとジュリエット」組曲より

piano:ローランド・ペンティネン
BIS-CD-478
聖なるトロンボーン 現代音楽を中心にしたパイプオルガンとトロンボーンによる宗教的にインスピレーションを得て作曲された作品集。
 リストとサンドストレムとリ−ド
の最後以外はいかにも現代音楽。
聖なるトロンボーン

リード
  祈り 作品135
リスト
  ホザンナ(聖なるかな父なる神/ホザンナ)
ヒルボルイ
  ウ − タンギア − ナ (1991)
エベン
  祈り T (1988)
シュニトケ
  音・響 (1983)
エベン
  祈り U (1988)
サンドストレム
  ラクリマメ,ラクリメ (1991)
リスト
  悲しみに沈むその魂を
リード
  深き淵より 作品71

org.グンナル・インデンスタム

BIS-CD-488
トロンボーン オデッセイ 20世紀の記念碑的な曲達と名打っているが,まだサンドストレムは早いだろう。
 マルタン,ブロッホ,セロツキは確かに今世紀(後半)を代表すると言っていい。
 個人的にはここにブルジョワが入ればいいと思っている。
トロンボーン オデッセイ

マルタン
  トロンボーンとオーケストラのためのバラード
セロツキ
  トロンボーンとオーケストラの為の協奏曲
ブロッホ
  トロンボーンとオーケストラの為の交響曲
サンドストレム
  トロンボーンとオーケストラの為の協奏曲
  (オートバイ協奏曲)

cond.レイフ・セーゲルスタム
orch.スウェーデン放送交響楽団

BIS-CD-538
オール・ザ・ロンリーピープル(すべての孤独な人のために)トロンボーン協奏曲と言えばリムスキー・コルサコフを抜きに語れない。
元の曲は吹奏楽団とのための物だが,リンドベルイ自身が編曲を行っている。これがまた素晴らしい編曲で,「元々がこっちでは?」と思うくらいである。カデンツァも自身で作っている。実演を東京都交響楽団伴奏で聴いたが,カデンツァの部分では,リンドベルイの「やりすぎ」病がでて,声を出しながら音を出す手法や,ペダルトーンを多用して「なんだかなー」であった。
オール・ザ・ロンリーピープル(すべての孤独な人のために)
リムスキー・コルサコフ(リンドベルイ編曲)
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲
トマジ
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲
ニノ・ロータ
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲
シュニトケ(リンドベルイ,シュニトケ編曲)
  トロンボーンとと7人の演奏者のための対話(原曲は「チェロと・・・」)
ラーベ
  すべての孤独な人のために・・・
  トロンボーンと室内オーケストラのための協奏曲

cond.オズモ・ヴァンスカ
orch.タピオラ・シンフォニエッタ

BIS-CD-568
アメリカのトロンボーン協奏曲集ハリウッド映画音楽的協奏曲を期待したが,みんな嫌いな「現代音楽」「ゲンダイオンガク」! アメリカのトロンボーン協奏曲集
クレストン
  トロンボーンとオーケストラのためのファンタジー Op.42 (1947)
ウォーカー
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲(1957)
シュラー
  アイネ・クライネ・ポザウネンムジーク(1980)
  トロンボーンと管楽合奏のための(小さなトロンボーン音楽)
ズヴィリシュ
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲(1988)

cond.ジェイムス・デプリースト
orch.マルメ交響楽団

BIS-CD-628
イギリスの協奏曲集ブルジョワの協奏曲は最高だ。
一度聴いて虜になった。
メロディー,技巧ともに見せ場だらけ。
今世紀最高の,いや史上最高のトロンボーン協奏曲ではないだろうか。
是非聴いて欲しい。
今回はオーケストラ伴奏版だが,初演時の吹奏楽版のCDもある。
ジェイコブ
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲
ハワース
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲
ブルジョワ
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲

cond.グラント・レウェリン
orch.BBCウェールズ国立管弦楽団

BIS-CD-658
アメリカのトロンボーン協奏曲 第2集世界初録音と名打つだけあって,資料的な価値はあるのだろうが作品的には好きになれない。
チャベスは少し期待してたんだけどなー(TT)。
現代音楽の好きな人には良いのかも。
アメリカのトロンボーン協奏曲 第2集

ルース
  トロンボーン協奏曲(レナード・バーンスタインを悼んで)
チャベス
  トロンボーンとオーケストラのための協奏曲
トマス
  トロンボーンとオーケストラのためのメディテイション

cond.グラント・レウェリン
orch.BBCウェールズ国立管弦楽団

BIS-CD-788



夕焼けの歌 リンドベルイ リンドベルイの有名名曲集。なんだやれば出来るじゃないのと思ったら,中の解説で「私が録音したCDの中で本当に私らしくないものだ。」なんて書いていて奇しくも彼の姿勢を告白する内容になっていて興味深い。
 ひたすら有名名曲とリンドベルイ節の融合を聴ける希有なアルバム。
夕焼けの詩

マスネ
  タイスの瞑想曲
ドビュッシー
  レントより遅く
サン・サーンス
  白鳥
チャップリン
  テリーのテーマ 映画「ライム・ライト」より
グリーグ
  春に
シューベルト
  セレナーデ
メンデルスゾーン
  歌の翼に
グラズノフ
  吟遊詩人の歌
フォーレ
  夢の後に
エルガー
  愛の挨拶
サンドストレム
  
チャイコフスキー
  六つの歌より 「ただ憧れを知る人だけが」 作品6 bU
ドビュッシー
  亜麻色の髪の乙女
ラフマニノフ
  アダージョ チェロ・ソナタ 作品19より
チャップリン
  スマイル 映画「モダン・タイムス」より
ラフマニノフ
  ヴォカリーズ 作品34 bP4
ドビュッシー
  夢

piano:パー・ルンドベルイ

BIS-CD-808
リンドベルイ サンドストレムを演奏する 近年急速に作品を提供するようになったサンドストレムの作品集。リンドベルイの「お得意の」技法の数々(二重音,ペダルト−ンetc.)を一応織り込んではいるのだが,それがいまいち音楽に貢献していない気がする。効果的な新奏法の使用方法がいかに難しいか,そして過去の大作曲家がいかに優れていたかが分かってきてしまう。これから10年,20年と経ち,この曲達が演奏されて行くかどうかはこれからの改訂や演奏家にかかってくるだろう。
 時間のふるいは必要である。
リンドベルイ サンドストレムを演奏する

ヤン・サンドストレム
  トロンボーンと管弦楽のための「皇帝の歌」
ヤン・サンドストレム
  ドン・キホーテ(トロンボーン協奏曲第2番)
ヤン・サンドストレム
  ワールベルク変奏曲
ヤン・サンドストレム
  オートバイ小旅行

オスモ・ヴァンスカ
ラハティS.O 

BIS-CD-828
Windpower リンドベルイ 最近仲の良い作曲家サンドストレムから始まり,ベルリオーズ,ホルスト,リムスキー・コルサコフ,そしてブルジョワと聴かせる協奏曲集になっている。
一度録音したものもあり,ブルジョワは3度目(オーケストラ版1回,吹奏楽版2回)になる。
東京佼成ウィンドオーケストラと日本で録音した。バールの録音とは指向性が違い少しデジタル臭いが聴ける録音である。
 演奏はどこでもリンドベルイ節満載。
Windpower(ウィンドパワー)

J.サンドストレム
  ボンビボーン ブラス ビット
ベルリオーズ(マクドナルド編曲)
  葬送と勝利の交響曲より、
リムスキー・コルサコフ(ズルミュール編曲)
  トロンボーン軍楽隊のためのコンチェルト
ホルスト(ロバーツ編曲)
  トロンボーン協奏曲
ブルジョア
  トロンボーン協奏曲(オリジナル吹奏楽伴奏版)

cond.今村 能(ちから)
吹奏楽:東京佼成ウィンドオーケストラ

BIS-CD-848
無伴奏 リンドベルイ 無伴奏のトロンボーン用曲集。
と言ってもトロンボーンのために作曲されたのは現代作曲家の物のみ。サンドストレムに至っては日本語,スペイン語,英語での舞台パフォーマンス。リンドベルイの声が記録されていて貴重か?
 なんとリンドベルイ自身もグレゴリア聖歌を基にした自作曲2曲を披露。
 しかしなんと言ってもバッハの無伴奏チェロ組曲の第2番が演奏されたのは嬉しい。自分自身も1番から6番まで練習したことがあり,プロのトロンボーン奏者の録音を待ち望んでいた。
 今後全6組曲の録音を期待したい。
 
無伴奏

テレマン(リンドベルイ編曲)*
  ファンタジア ロ長調
サンドストレム
  ラ・マンチャのスケッチ(日本語によるパフォーマンス)
リンドベルイ
  グレゴリア聖歌による変奏曲(T)
リンドベルイ
  グレゴリア聖歌による変奏曲(U)
テレマン(リンドベルイ編曲)*
  ファンタジア ニ長調
ヘーグベルク
 ス バ ドゥ ビ
J・S・バッハ(リンドベルイ編曲)
 無伴奏チェロ組曲 第2番 ロ短調
サンドストレム
  ラ・マンチャのスケッチ(スペイン語によるパフォーマンス)
リンドベルイ
  グレゴリア聖歌による変奏曲(V)
作曲者不詳
  3つの中世風な舞曲
サンドストレム
  ラ・マンチャのスケッチ(英語によるパフォーマンス)
テレマン
  ファンタジア ホ短調*

*オリジナルはヴァイオリンやフルートのための物

BIS
CD-858  
”アラベンヌ” 北欧のトロンボーン協奏曲集 北欧の作曲界は非常に優秀な作曲家たちが意欲的な作品を次々と生みだしている今一番面白い地域と言える。
 リンドベルイの自作自演「アラベンヌ」から始まるこのCDは,過去にBISから発売された彼らの作品集のCDからリンドベルイの独奏分を集成し,そこに「アラベンヌ」を足した物となっている。そのため熱心なリンドベルイ・ファンならばすでに持っている音源が多いが,彼の演奏だけが欲しい人にはお得なCDとなっている。
 BISを通じて知られるようになった作曲家たちが名を連ねているが,この中ではアホの交響曲がなかなか面白かった。現代のシンフォニストとして注目の彼は協奏曲的手法をとり,この第9番はトロンボーン協奏曲という形になっている。
 異なった音楽形式が挿入された現代と過去から未来へというテーマで作曲されている。このため断章的な形で突然音楽がバロックになり,楽器も現代を表すテナー・トロンボーンと過去を表すサックバット,アルト・トロンボーンと3本の持ち替えが行われる。
”アラベンヌ”北欧のトロンボーン協奏曲集
リンドベルイ
  トロンボーンと弦楽のための「アラベンヌ」
ホルンボー
  協奏曲第12番
ラーション
  トロンボーン協奏曲
アホ
  交響曲第9番(トロンボーンのための)

指揮:ジーン−ジャック・カントロフ(1)
    オワイン・アーウェル・ヒューズ(2)
    アリー・ヴァン・ベーク(3)
    オズモ・ヴァンスカ(4)
演奏:タピオラ シンフォニエッタ(1)
    アールボルイ交響楽団(2)
    エーストゲータ・シンフォニック・ウィンド・アンサンブル(3)
    ラハティ交響楽団(4)

BIS
CD-888
Los Bandidos The criminal trombone No.2 1/2 リンドベルイがまたもやってくれた。今回は「トロンボーンの犯罪 bQ 1/2」だそうで(笑)。
 ただの笑いですまさないのがリンドベルイ。メインはムソルグスキー「展覧会の絵」をトロンボーンとピアノだけで,また「火の鳥」から「カスチェイの踊り」,「子守歌」,「終曲」をやっている。
 感想は・・・。
 「犯罪は続く・・・。」
 だそうで(^^;;


ロス・バンディドス (トロンボーンの犯罪 bQ 1/2)

リンドベルイ
  ロス・バンディドス

ムソルグスキー(リンドベルイ編曲)
  展覧会の絵

バッハ(リンドベルイ編曲)
  ソナタ ト短調 BWV1029

シューマン(リンドベルイ編曲)
  幻想的小曲

ストラヴィンスキー
  バレエ音楽「火の鳥」より
    カスチェイの踊り
    子守歌
    終曲

piano:ローランド・ペンティネン
BIS-CD-988  
マルタン トロンボーンとピアノと弦楽のためのバラード リッカルド・シャイー指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団  シャイーとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるマルタンの管楽器協奏曲集。
 リンドベルイが参加しているが,「7つの管楽器,ティンパニ,パーカッション,弦楽合奏のための協奏曲」のソロには残念ながら参加していない。
そちらのソロにはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者キース・ブロッカーが素晴らしいソロを披露してくれる。
マルタン 管楽器バラード集

フルート,ピアノ,弦楽合奏のためのバラード
  フルート:ジャック・ズーン

サクソフォーン,ピアノ,弦楽合奏のためのバラード
  サクソフォーン:ジョン・ハルレ

ピアノと管弦楽団のためのバラード
  ピアノ:ロナルド・ブローティガン

トロンボーン,ピアノ,弦楽合奏のためのバラード
  トロンボーン:クリスティアン・リンドベルイ

7つの管楽器,ティンパニ,パーカッション,弦楽合奏のための協奏曲
  フルート:ジャック・ズーン
  オーボエ:ジャン・スプロンク
  クラリネット:ジョージ・ピーターソン
  バスーン:ジョープ・ターウェイ
  ホルン:ジェイコブ・スラッター
  トランペット:ピーター・マシューズ:
  トロンボーン:キース・ブロッカー
  ティンパニ:マリナス・コムス

指揮:リッカルド・シャイー
演奏:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

DECCA 444 455-2



スカンジナヴィアン・コネクション ヨハン・デ・メイの協奏曲を演奏!
 「T−ボーン協奏曲」と名打たれたこの曲は楽章ごとに「レア」,「ミディアム」,「ウェルダン」とステーキの焼き加減で分けられている。曲想からは特にステーキ肉の感じはしない(笑)。
曲的にはテクニックと詩情が程良く交わった名曲といえるだろう。
 協奏曲以外の吹奏楽曲も最近のオランダが誇る二人の作曲家の曲だけに楽しめる。
 トロンボーン協奏曲がお目当てでない方にもお勧めの1枚。



ザ・スカンジナヴィアン・コネクション

ヨハン・デ・メイ
  コンチネンタル序曲
ヨハン・デ・メイ
  マデュロダム?(小組曲)
  T起床ラッパ(レヴィール)
  Uおもちゃの兵隊
  Vビネンホフ
  W小さな風車
  Xインテルメッツォ/ノクターン
  Yウェスターカーク教会
  Zミダースロット城
  [大団円
ヨハン・デ・メイ
  T-BONE協奏曲 (ソロ・トロンボーンと吹奏楽団のための)☆
  Tレア
  Uミディアム
  Vウェルダン
ゼーレン・ヒルダード
  アメリカーナ行進曲(吹奏楽団のためのコンサート・マーチ)
ゼーレン・ヒルダード
  ハンス・クリスティアン・アンデルセン組曲(吹奏楽団のための冒険)
  T導入:荘厳な詩
  U旅する吟遊詩人:ヨーロッパ鉄道の旅
    1 駅
    2 霧笛
  Vマッチ売りの少女
  Wコンスタンチノープル:詩人のバザー
  X夢のワルツ
  Yほくち箱
    1 兵士の行進曲
    2 魔女
    3 首切りの呪文?
ゼーレン・ヒルダード
  チヴォリ祝祭序曲

指揮:ヤーウェン・ミッサー・イェンセン
演奏:デンマーク・コンサート・バンド
☆指揮:ハインツ・フリーセン
☆演奏:ハーモニー・セント・ミカエル・トーン

Amstel Classics
CD 9701
マイケル・ナイマン トロンボーン協奏曲 現代作曲家の中でもっとも名の売れている一人であるマイケル・ナイマンが,リンドベルイの為に作曲したもの。ナイマンの他の協奏曲と一緒にEMIに録音した。
ナイマンといえば”The piano”(日本名「ピアノ・レッスン」)の音楽で有名だが,このほかにもNAXOSにピアノ協奏曲をはじめとした作品集を録音しているし,自身のオーケストラである「ナイマン・バンド」を率いて来日も果たしている。ナイマンの音楽は独特の響きとしつこささえ感じる繰り返しで構成されるが,トロンボーン協奏曲もまさにナイマンの音楽である。
 1995年の2月から11月にかけて書き下ろされたこの協奏曲は,リンドベルイのヴィルトゥージティとショウマンシップを知り尽くしたナイマンがBBCにパーセル没後300年記念のために委嘱され作曲したもの。
 曲はトロンボーンの完全なソロで開始されるが,すぐにきらびやかな繰り返しの伴奏に飲み込まれる。しかしこの喧噪も長くは続かず,またすぐに弦とトロンボーンのみの静けさに包まれる。その後はまさにナイマンの音楽。刻みの弦の上でトロンボーンも細かなタンギングを主体とした音楽へと変わっていく。また,全曲は休み無く通して演奏される。
 ナイマン・ファン,リンドベルイ・ファンは必聴かもしれないが,それ以外は・・・。
マイケル・ナイマン 協奏曲集

ナイマン
  サクソフォーンとチェロのためのダブル・コンチェルト
ナイマン
  ハープシコードと弦楽のためのコンチェルト
ナイマン
  トロンボーンとオーケストラのためのコンチェルト

sax:ジョン・ハール
cello:ジュリアン・ロイド・ウェッバー
Strings:マイケル・ナイマン・ストリング・オーケストラ
harpsicord:エリザベス・ホイナツカ
指揮:マイケル・ナイマン
Orch:BBC交響楽団

EMI 7243 5 56487 2 3