今月のおすすめCDについて
毎月購入するものの中から今月の一押しを紹介!クラシックとは限りませんし,CDではないかもしれません。。

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2002. XII

 名手たちの競演
 
CHRISTMAS シンフォニー ブラス オブ シカゴ 
CHRISTMAS
with
Symphony Brass of Chicago

VOX7501


 クリスマス・アルバムには次々と魅力的なものが出てきます。
 このアルバムは金管楽器のサイトでは結構取り上げている人も多く,ご存知の方も多いことと思いますが,まだご存知でない方のために紹介いたします。
 このCDのすごいところは,シカゴ交響楽団低音金管アンサンブルと名乗るトロンボーン3+テューバのメンバーです。
 簡単に言えば,今も最強といえるシカゴ交響楽団のトロンボーンとテューバのメンバーで構成されているわけです。
 主席のジェイ・フリードマン,不動のセカンドかつマルチプレーヤーのマイケル・マルケイ,最近バストロ関係で注目のアルバムを発表したチャールズ・バーノン,そしてソリストとしても活躍のテューバ,ジーン・ポコーニー。夢のアンサンブルですね。
 要は,彼らがいてこその企画アルバムで,とにかく聴き応えがあります。
 特に,一番の聴き所は,
 14番目のHave Yourself A Merry Lttle Christmas
 バストロンボーン奏者とか,そういうことを忘れ,ひたすらその美演に酔いしれましょう。
 何度聴いたことかわからないものすごいものです。
 惜しむらくは,なぜかほかの素晴らしい3人のソロが存在しないことですが,何気ないフレーズの歌いまわしにも聴き所が多く,飽きさせません。
 レーベルがアメリカの廉価版レーベルであるVOXですが,なぜか手に入れている人が少ないようです。
 輸入CDショップのバイヤーさんには是非入れておいてほしい1枚ですね。

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