1998.]U
プロムス・ラストナイトの定番曲集登場

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プロムスって知ってますか?ロンドンで毎年行われている夏の音楽祭です。特に有名なのがその最終夜で,クラシック音楽を共に楽しむ姿は感動的です。最近ではBSで放映されるようにもなりました。
 ここではその最終夜で必ず演奏される曲が集められています。
 1895年に指揮者のヘンリー・ウッドが始めて,1995年で100周年を盛大に祝いました。このときは,アンドリュ−・デイビスが指揮者でした。そしてその直後,BBC classicsから3枚組のCDとTHE PROMS PICTURE と言う100年の歴史を写真で追う冊子が付いたPROMS CENTENARYと言う限定版のボックスが発売になりました。
プロムスで行われた過去の名演集と,最終夜の名物の一つになっている指揮者の挨拶を納めてある物です。このCDについては機会を改めてまたどこかに書く予定です。
 さて,本CDですが,演奏,録音,作品の選択すべて素晴らしいんです。最近のNAXOSは,演奏団体の質も向上していますから,1,000円前後で買える事を考えたら今すぐにでもゲットです。
 個人的にはウォルトンの戴冠式行進曲「宝玉と王の杖」が大好きで,コレクション中ですが,ベスト3に入る出来映えです。また,創始者ウッドの「イギリスの海の歌による幻想曲」の真面目な録音や,その中で歌われる歌の歌詞と,威風堂々第1番の中間部に付けられた第2の英国国歌と言われる「希望と勝利の国」の歌詞がちゃんと載っているライナーノートも貴重です。
P.S.
 トロンボーンも巧い。
1999.T
ベルリンフィル現役の猛者見参!!
ベルリン・フィル・ブラスアンサンブル 凄いCDが出た。
 ベルリン・フィルの奏者たちのトランペット×5,トロンボーン×5,ホルン×1,チューバ×1スタイルのブラスアンサンブルだ。創立は1950年代半ばので,トランペット×4,トロンボーン×4のアンサンブルであったが現在ではこの形になったのだという。
 フィリップジョーンズの奏でる「イギリスの金管」も良いが,ベルリン・フィル・ブラスアンサンブルの奏でるドイツ管の響きも素晴らしい。詳しくは知らないが,顔ぶれはよく演奏会の映像で目にする人々なので主席群ではなんではないだろうか。
 通常の楽器の他に,トランペット奏者はピッコロトランペットにフリューゲル・ホルン。トロンボーン奏者は,バストランペットにコントラバストロンボーンを吹いている。
















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