Renewal Diary 更新日記
更新日記です。好きなことを書いています。

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 2008年5月

5月24日
 
 私と同じように地方にお住まいの皆さんは,一流の演奏家の演奏会の触れる機会が少ないと思いますが,では,東京や大阪など大都会で毎日どこかで演奏会が開かれ,選択肢が多いことが幸せかと言うとそうでもないのではと思います。
 その点地方は選択肢は少ないのですが,いいアーティストが来た場合には迷うことなく行こうという気になれます。
 今日,水戸市の佐川文庫と言うある一人の人物の志を残すために建てられた記念館で,すばらしい演奏会を聴いてきました。

 演奏者は,アリス=沙良・オット
ALT128 アリス=沙良・オット アルトゥスレーベルから発売されている
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」

サインしてもらいました (^_^)!

2曲しか入っていませんが,彼女の実力が十分に伝わる優れた内容です。
当日のプログラムです ■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
■ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
■ショパン:ワルツ 変イ長調 「華麗なるワルツ」 Op.34-1 A flat major
              イ短調 「華麗なるワルツ」 Op.34-2 A mino,
              ヘ短調 「華麗なるワルツ」Op.34-3 F major  
            変ニ長調 「子犬」 Op.64-1 D flat major
            変イ長調 「告別」 Op.69-1 A flat major
              ロ短調 Op.69-2 B minor
              ホ短調(遺作) E minor, KK Iva No.15
■リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
 
アンコールとして
■リスト:ラ・カンパネラ
 確かな技術と,生き生きとしたリズム,すべての音に注意が払われていると感じる演奏は,若干20歳ですが,年齢や性別など関係なく,一流であると感じました。
 日本で初めてのコンサートが,この佐川文庫だったと言うことで,今回再び登場してくれましたが,佐川文庫の先見性というか,推薦者が良いことが幸いしていますね。
 演奏曲目は変更になり,最初に予定されていたモーツァルトの デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573 と,最後に予定されていたリストの スペイン狂詩曲 が聴けなかったのは残念でしたが,4年前に演奏したリスト:ハンガリー狂詩曲 第2番を同じ聴衆に再び聴かせるというしゃれた演出もしてくれて,大変に楽しめました。
 これからも聴いていきたいアーティストです。
 公式ホームページは個人で作成しているようで(推測),つたない部分もありますが,なかなか面白い内容もあります。ラ・カンパネラの演奏風景の一部も見られます。
 また,秋には,ドイツ・グラモフォンから! CDが発売されるそうなので,楽しみですね。

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